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無理心中を謀った両親の車から逃げ出し、
暗い山の中を彷徨い歩くひとりの少年。
同じ頃、程近い山中の飯場では、酒に酔った作業員が
誤って殺人を犯してしまっていた。
それから数年後、東京で発生した連続殺人事件を
担当することになった合田雄一郎警部補は、
事件の裏に潜む黒一色の山の存在を感じ・・・。


高村薫さんの作品も割と好きだったりします。
あんまり読んでませんが(^^;
なんと言っても「李歐」=「わが手に拳銃を」ですね。
私としては元になった「わが手に」よりも
断然「李歐」のが好きなんですが///

さて、「マークスの山」。
こちらは警視庁の刑事である合田雄一郎が主人公?の
シリーズ・・・たぶん第1作目。
「レディ・ジョーカー」もそうだけど、
あちらはあんまり合田の印象が残ってないんだよな。

東京で発生した連続殺人事件。
読者には、「マークス」を名乗る犯人が誰かすぐにわかります。
が、合田達警察は、上巻ではなかなか見えてこない犯人に
イライラしつつ時に回り道をしながら捜査を続け、
当の犯人は、自分の中に棲むもうひとりの自分に苛立ちつつも、
その声に従って犯行を重ねていきます。

犯人側の描写がスゴイですね。大人の世界?
濃厚であり、グロくもあり、かなりえぐい表現もあり。
読書好きの娘が私が熱心に読んでるのを見て
興味を持ったようですが、とても読ませられない(^_^;

そういう環境の中から「マークス」が生まれ、
犯罪へと突き進んでいったんだと思うと、
同情するつもりはないけれど犯人も悲しい人生ですね。

下巻で「マークス」が誰か見えてくると、
捜査が一気に進んでいきます。
疲れていてもなんだか元気に見える合田サンw
私は結構森クンとのコンビって良いと思う。
逆に加納との付かず離れずはなんだかなぁ〜と。

計画が綻び始め、人としても破綻していく「マークス」。
彼を追い詰めていく合田達。
緊張感と焦燥の中一歩ずつ進んでいく捜査に、
読んでいるこちらも目が離せなくなります。

マークスの山 著者:高村薫
新潮文庫 上・下巻とも2011年8月発行


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