第二次世界大戦後、ソ連の支配下に置かれた北海道が
日本から分断され、日ノ本共和国として独立した仮想日本。
男子には2年の徴兵制が課され、英語や方言は禁止、
私的探偵行為も法律で厳しく取り締まられていた。

景以子・純・由之は、奥多岐野町から同じ高校に通い、
合唱部に所属する仲良し3人組。
ある日、3人は北からのスパイを探し回る町の名物男に
怪しい女性の話を聞課される。直後、町内で殺人事件が・・・。


久し振りに図書館で借りてきました。
“アリス”の出てこない有栖川有栖作品です。
北朝鮮と韓国のように日本が北と南に分断され、
探偵という職業どころか行為そのものが禁止された国の話です。

平成もとい平世の時代、携帯やインターネットは普通にあるけれど、
原爆が3回(!)投下されアメリカが嫌われているから、
インターネットとは呼ばない。なぜか中国語。ややこしいです。
変な世界観。

事件は起こるけれど、いつもの探偵さん達も出てこない。
出てこれない。
有栖川作品って探偵ものとそれ以外とで温度差が激しいというか、
描写にもなんかこう上手く言えない雰囲気の違いがあって、
これはちょっと読みにくかったです。特に最初の状況説明。
(同じ理由で、「幻想運河」は最後まで読めませんでした★)

まぁ、後半では探偵行為というか現場検証が行われるのですが。
そこも少々唐突な感じがしたな~。

んで、一番気になったのが、ソラこと空閑純(ソラシズ・ジュン)の
お母さんのこと。あんだけ引っ張っといて、それで終わり?
解決されてなくて気持ち悪い~~~。

「ミステリーYA」ってことでヤングアダルト向けというか
児童書コーナーに配置されていたのですが、
時代設定的にも中学生くらいじゃどうかなぁ?と思いました。
というか、そもそもYAってどれくらいが対象?(^_^;

闇の喇叭 著者:有栖川有栖
理論社 ミステリーYA! 2010年6月発行
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