くらも かない かさ山で、
賊が 人の むらいと イコロ勝負。
むらいたちの 能に、賊は 気立ち・・・。


図書館で借りてきました。
先日レビューした「いっちゃん」の作者・二宮由紀子氏の本です。
解説で「ナンセンスものを書く」と紹介されてましたが、
なるほど!!この本にもビックリさせられました。

なんと、文章中に使われる言葉が、作品毎にすべて
」で始まるものばかりなんですよ。

例えば、表題作の「かさやまのくらでんせつ」。
くらにむらい、け(酒)にかみち(坂道)、らし首。
ね?全部「」で始まる言葉でしょう。

」は、「ろふくろうくんのっぺがえし」。
まりすにおあじ(塩味)にたづつみ(舌鼓)etc。
」は、「てきないか」。
コップにペインにウェーデンetc。
」は、「いたかのっぽの長さん」。
ロリにんぼうきょう(潜望鏡)にニョリータetc。
」は、「うめん会社の務部長」。
ば屋にうしき(葬式)にういくふう(創意工夫)etc。
こんな風に言葉遊びしていても、一応ちゃんとした
物語になっているから面白いです。

図書館では貸出中になっていましたが、
他にも「るひ ひるが るいていると」等々
あ行からら行まで9種類の本があるそうです。
斬新な文章とかアイディアとかってのは、
本来こういうのを言うんだと思います。
少なくとも、どこぞのケータイ文じゃないかと・・・。

さかさやまのさくらでんせつ 著者:文/二宮由紀子 絵/あべ弘士
理論社 あいうえおパラダイスシリーズ 2007年11月発行


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